米フェイスブックが英国で賭博サービス開始、収益改善狙う
米フェイスブックは7日、賭博企業ゲームシスと提携し、加入者向けに英国でオンライン賭博のサービス提供を開始した。ギャンブル初参入により、伸び悩む収益の押し上げを狙う。
ゲームシスは同日、18歳以上のフェイスブックユーザーを対象に英国で「ビンゴ」サービスを開始した。勝者には実際に現金が支給されるとしている。
ゲームシスはまた、仮想スロット賭博についても、今後サービスの提供を開始する計画としている。
フェイスブックは声明で「英国では現金賭博が人気で、かつ規制も行き届いており、当社の成人ユーザーに対し、安全かつ抑制の利いた方法でゲームを提供することを提携企業に許可する」と明らかにし、賭博サービスに関するゲームシスとの提携を確認した。
同社の広報担当、リンダ・グリフィン氏は、現時点で英国以外でのサービス提供やゲームシス以外の企業との提携は検討していないと述べた。
またゲームシスとは収入を分配することで合意しているとしたが、その割合についてはコメントを控えた。
同日終盤の米ナスダック市場で、フェイスブック株はおよそ4%下落している。
【2012年8月8日 ロイター】