日本人に人気【ベラージオ】

日本人人気ナンバーワンホテル 噴水で有名

元 Mirage Resorts 社 (ミラージ、トレジャーアイランドなどを建設した会社) の会長 Steve Wynn 氏 (現 ウインラスベガスのオーナー) が、今は亡きデューンズホテルの跡地に社運をかけて完成させた同社のフラッグシップホテル (旗艦ホテル) がこのベラージオ。
しかしその後、同社の業績は悪化し、株価が低迷していたた 2000年春、ライバルの MGM Grand 社に買収されてしまった。したがって現在このベラージオは MGM 社の傘下で運営されている。当然のことながら Wynn 氏もベラージオを去った。(MGM Grand 社はその後社名を MGM Mirage 社に変更。さらに 2005年 3月には Mandalay 社も吸収合併したため、このベラージオはマンダレイベイなどとも同系列になっている。2010年から社名を MGM Resorts International に変更)
開業は 98年 10月 15日。総工費は 14億ドルとも 16億ドルともいわれており、世界で最も金がかかっているホテルとされていたが、皮肉にも、ここを去った Wynn 氏が、27億ドルというウィンラスベガスを 2005年 4月に完成させたため、今は世界一ではない。
テーマは北イタリアの湖畔リゾートで、ホテル名の "BELLAGIO" はその北イタリアのコモ湖畔に実在する地名から採用された。なお、日本の旅行ガイドブックなどにおける同ホテルのカタカナ表記は 「ベラッジオ」、「ベラジオ」 など、統一されていないようだが、イタリアでの発音はともかく、ここラスベガスにおける地元アメリカ人の発音は 「ベラージオ」 に近い。

同ホテルのシンボルはそのコモ湖をイメージした広大な湖 (噴水ショーが行なわれる場所) で、その広さはなんと 5万平方メートルという。ちなみにこの場所はラスベガス大通り (通称 "STRIP") とフラミンゴ通りというラスベガス屈指の目抜き通りが交差する超一等地 (通称 "Four Corners") で、当然のことながら地価もラスベガスで一番高い。そんな貴重な場所に、客室棟でもショッピング街でも駐車場でもない単なる無用の長物とも思える 5万平方メートルの湖を造ってしまったところが、元オーナー Steve Wynn 氏の非凡なところであり、またラスベガスビジネスのダイナミズムでもある。
そこまでして造った湖で行われる噴水ショーは当然のことながら非常にゴージャスなもので、ラスベガス最大の無料アトラクションとして観光客の話題を集めている。
ちなみにその噴水ショーは午後 3時前後から深夜 12時まで 約15~30分おきに行われているが (毎回 BGM と噴水のパターンが異なる。曲名などの詳しい上演スケジュールに関しては [観光スポット] セクションを参照のこと)、いうまでもなくライトアップされる夜間の方が美しいので、どうせ見るなら夜がおすすめだ。
写真に収めたい場合はシャッタースピードがあまり遅くならない夕暮れ時がよいだろう。日没後の撮影はシャッタースピードの関係で手ぶれが出てしまうため本格的な写真を撮るには三脚が必要だ。

噴水ショーと並ぶこのホテルのもうひとつの目玉商品だったアートギャラリー "The Bellagio Gallery of Fine Art" は、新オーナーである MGM 社の意向により 2000年 5月に一旦閉鎖されてしまった。ゴッホ、ルノアール、ピカソ、セザンヌ、ゴーギャン、モネ、スーラ、など、総額 4億ドル相当の名画が所狭しと飾られていたが、財務内容の改善を目指す MGM 社の 「利益を生み出さない資産は売却」 という方針の元、ピカソなど一部の絵を除き処分されてしまった。なおピカソの絵だけは今でも同ホテル内にある高級レストラン Picasso のダイニングルームに飾られている。
その後このアートギャラリーは場所を移し (同じホテル内で移動)、著名アーティストの個展会場などに使われているが、開業当初の豪華コレクションと比べると見劣りは否めない。最近は数ヶ月から半年程度の周期で作品を入れ替えながら、そのつど独自のテーマの展示イベントを開催している。

太陽光が入るように屋根がガラス張りになった室内温室広場 "Conservatory & Botanical Garden" もこのホテルの重要なアトラクションだ。季節に合ったテーマを草花で演出するこの広場は、開業直後からラスベガスの新名所として話題を集めており、2~3ヶ月程度の間隔で模様替えが行なわれている。その膨大な花の数にはだれもが圧倒されることだろう。

このホテルはその総工費からもわかる通り徹底した高級路線を売り物にしており、"ゴージャスな大人の社交場" を演出するため、宿泊客以外の 18才未満の館内立ち入りを禁止していたが、2007年からそのことを伝える告示板が撤去された。

立地条件は、前述の通り超一等地にあり申し分ない。街の中心地にあるばかりか、フォーラムショップスやミラージホテルの火山など、フォーコーナー (ストリップとフラミンゴ通りの交差点) 周辺の主要観光スポットへはすべて徒歩の距離にある。また、このホテルからは、同系列のモンテカルロホテルまで無料モノレールが走っている。途中駅はアリアホテルおよび高級ショッピングモール 「クリスタルズ」 で、これら施設も同系列の運営。公営バス (各バス停に停車する二階建てバス "Deuce"、二連結の急行 "SDX") の利便性も抜群で、Deuce はもちろんのこと、SDX のバス停も同ホテルのすぐ目の前にある。

さて客室についてだが、インテリアはベージュを基調とした落ち着いたトーンでまとめられており、また部屋の広さも必要かつ十分なスペースが確保されている。
クローゼットの中には暗証番号設定方式の金庫があるので ( Bellagio に限ったことではないが) 貴重品をフロントまで預けに行く必要はない。またそのクローゼット内にはラスベガスのホテルとしては珍しく純白のバスローブが吊してある。それを記念に持ち帰ってしまう不心得者が多いようで、「これは有料で販売しています」 と書かれているところがおもしろい。
テレビはビデオ入力端子 (NTSC方式) が前面に配置されているタイプで、撮影したビデオを再生する際などは便利だ。枕元には目覚まし時計があるのでモーニングコール (英語ではウェイクアップコール) の代用となる。ちなみにその目覚まし時計は iPod に直結可能なオーディオシステムにもなっている。
電話機は枕元と机、さらにトイレの合計3台。枕元と机の2台の側面にはインターネット用のモデムジャックが、さらにそれとはまったく別にブロードバンド用のLAN接続のジャックも用意されているので、ネット接続に不自由しない。
バスルームがすばらしい。他のホテルと比べた相対論として、ベッドルームよりもバスルームの方がゴージャスに見える。代理石調のフロアやシンクのカウンタ

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