ゴージャスNo1【ウィン ラスベガス】

もっともゴージャスなカジノホテル

ミラージ、トレジャーアイランド、ベラージオなど、現在のラスベガスを代表する大型テーマホテルをクリエイトしたホテル王 Steve Wynn 氏の新たなホテル構想に対して、日本のパチスロ大手アルゼ社(2009年11月からユニバーサル・エンターテインメント社に社名変更) の会長・岡田氏が賛同し巨額を出資して実現した大型高級ホテル。
総工費は 27億ドルともいわれており、2005年4月の開業の時点では、世界で最も建設コストがかかっているホテルとされる。
事実上のオーナーである岡田氏の名前はホテル名には含まれていないが、同氏の名前を冠した高級和食レストラン "OKADA" が、2012年2月まで正面玄関脇にあった。(現在は改装工事中で、2012年5月に営業再開の予定だが、店名は変わる模様)

観光情報としてのこのホテルの話にもどすと、ウィン・ラスベガスはベラージオに似ているという印象が強い (ただし客室内はまったく似ていない)。カジノ内のインテリア、カジノスタッフのユニフォーム、ロビー周辺の生花によるデコレーション、正面玄関に置かれたブロンズ像、ショッピング街の雰囲気、さらにはバフェィの名称など、ベラージオを彷彿させるものが少なくない。同一人物がクリエイトしたという意味では当然の結果か。
贅沢の追求に金を惜しまないウィン氏らしく、ナイフやフォークにロゴ (自身のサイン) をさりげなく彫り込んだり、駐車場施設において残りの駐車スペースを自動的に表示するシステムを導入したり、リッチなホテルらしさが随所に見られる反面、カジノチップのデザインが非常に安っぽく作られていたり (マイクロチップ入りのため、安っぽいデザインでも偽造されにくいという理由もあるが)、正面玄関前の車寄せがわずか 3車線しかなかったり、意外な部分も散見される。

カジノについてだが、高級なイメージがあるため、最低賭け金が高く設定されているように思われがちだが、実際にはブラックジャックなどのテーブルゲームにおいてミニマム $15 の台も多く見られるなど (もちろん曜日や時間帯によって無い場合もある)、決してリッチな客層だけを対象としているわけではない。
ちなみにそのブラックジャックのルールは、Soft-17 ヒットの島とスタンドの島が半々といった感じで (あくまでも一般セクションの話で、ハイリミットセクションは別)、また 2デックの BJ は 1.2倍となっており、ヘビーギャンブラーにとってはあまり興味をそそられるルールではない。また、とかく嫌われがちなシャッフルマシンもかなり導入されているなど、純粋にギャンブルにこだわる者からの評判は今ひとつのようだ (といってもストリップ全体のトレンドがそのようになっており、ウィンだけのことではないが)。クラップスのオッズは 3-4-5 倍で、これもストリップ標準といってよいだろう。

シャネル、ディオール、ルイヴィトン、カルチェ、グラフなどが軒を並べるショッピング街は、規模、雰囲気、テナントのジャンルやグレード、すべてにおいてベラージオのショッピング街に酷似している。これも同一人物がクリエイトしたという意味では当然の結果か。
なお、開業当初、このショッピング街にあったアートギャラリー The Wynn Collection は、ゴッホ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ピカソ、アンディウォーホールなどの作品が見られるとあって注目を集めていたが、2006年春に閉鎖されてしまった。
そのショッピング街から見てカジノを挟んだ反対側にはフェラーリのディーラーが入居している。カジノで大勝ちした者が勢いで買ってしまうという需要があるのかどうか知らないが、カジノのすぐ脇にこの種の店を置くという発想自体、ウィン氏らしい。ちなみに、高級車が並ぶショールームへの立ち入りは有料で、入場料は 10ドル。この有料制には賛否両論あるのか、当初は無料になったり有料になったり方針が定まっていなかったが、最近は有料制に落ち着いているようだ。なお、隣接するフェラーリのロゴショップは当然のことながら無料で入店できる。

レストランは冒頭でふれた和食店 Okada の閉店、最高級フレンチの Alex も 2011年に閉店と、変化が見られるが、ステーキの SW Steakhouse、イタリアンの Bartolotta、中華の Wing Lei などの高級店は今でも健在。
カジュアル店もあり、中華料理の Red-8 は、気軽に入れる雰囲気でありながら、そこそこ本格的な料理を出すことで人気を集めている。また Terrace Pointe Cafe も、カフェとしては高級感が漂っており、季節がよければテラス席からプール施設などを展望しながら食事を楽しむことができるようになっている。バフェィに関しては、このラスベガス大全の [バフェィ] セクションに詳しく掲載されているのでそちらを参照いただきたい。
あと、特異な存在のレストランとして、隣接するゴルフコース Wynn Golf Club のクラブハウス内にある店も穴場として覚えておくとよいだろう。東海岸の名門ゴルフコース・パインハーストを彷彿させる荘厳な雰囲気とイングリッシュパブ風のカジュアルな雰囲気が絶妙にマッチしており、また、テラスからはこのコース自慢の滝に囲まれた 18番ホールのグリーンが見下ろせるようになっている。本格的な料理を出す店ではないのでリッチな気分でのディナーなどには不向きだが、朝食など軽食をワンランクアップした気分で楽しみたい時に最適。ただ、現場スタッフにいろいろ声をかけられたりするなど、かなりかしこまった雰囲気があるのも事実で、英語が苦手な者などは緊張してしまうかもしれない。

さてそのゴルフコースについてだが、かつてのデザートインカントリークラブを改良して造られたものではあるが、カリスマ・コースデザイナー Tom Fazio 氏がかなり手を加えたため、デザートイン時代のおもかげはほとんど残っていない。ホールの順番もまったく異なっているばかりか、池の位置、木の位置、高低差、すべてにおいてまったく別のコースと考えてよいだろう。ちなみにプレーは長らく宿泊客のみだったが、最近だれでもプレーできるようになった。グリーンフィーは季節や曜日に関係なく $500 均一だが、これもフレキシブルになってきている模様。キャディーフィーが一人 $50~$100 必要なので (現場でそのようにいわれる。ハイローラーのプレーヤーが多いためか、それ以上渡している者も少なくないようだ)、金額的にはかなりリッチなコースといえよう。

現在ここのホテルで行なわれているナイトショーは、水上アクロバットとして知られる Le Reve。このショーはベラージオのオウに似ているとの意見もあるが、劇場が円形になって

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